卵の薄皮部分の卵殻膜には皮膚の再生作用があり、お肌にとって重要なコラーゲンやヒアルロン酸を補ってくれる効果があります。
日頃よく食べる機会のある卵。では、その卵の卵殻膜を使って化粧水は作れないのでしょうか。この記事では、手作り卵殻膜化粧水の作り方と作っていく上での注意点をまとめています。
ただし、材料には度数の強いアルコールを使いますし、市販の化粧品のように防腐剤が入っていないため、衛生面、安全面の上では「?」となる方法です。
アレルギー体質の方や敏感肌の方にはおすすめできません。使用する際は、あくまで自己責任において行ってもらえますようお願いします。
卵殻膜配合の化粧水をお探しの方
卵殻膜が配合された化粧水なら、卵殻膜化粧品の老舗メーカーである「アルマード」で販売されている「ラ ディーナ スキンローション」がおすすめです。
忙しい方は目次からどうぞ
手作り卵殻膜化粧水の材料
卵の薄皮 | だいたい卵20個~30個分 |
ウォッカ | 40度以上のものを適量(約500ml) |
精製水 | 適量(約500ml) |
※卵の薄皮は生卵のものを使用します。ゆで卵の薄皮は使用できません。
精製水はドラックストアや薬局の消毒液コーナーかコンタクトレンズ用品コーナーに置いてあります。価格は500mlで100~200円くらいです。
楽天などで化粧水用の精製水も販売されていますので、お肌への影響が心配な方は化粧水用の精製水を使用してください。
お酒はウォッカやホワイトリカーを使用。必ずアルコール度数が40度以上のものを選ぶようにしてください。おおよそ1,000円~1,500円くらいで購入できます。
手作り卵殻膜化粧水作りの工程
最初にざっくりと卵殻膜化粧水作りの工程をご説明いたします。
- 卵の薄皮を剥く
- 取り出した薄皮を乾燥させる
- 乾燥させた薄皮をウォッカに浸ける
- 出来上がったものを濾過する
- 精製水と調合する
1.卵の薄皮を剥く
まず最初に、生卵の殻を割って中の白身と黄身を取り出します。ゆで卵の殻では代用できないので注意してください。また、卵はにわとりの卵のみです。うずらの卵は使えません。
一度に大量の卵を使うのは困難なので、卵焼きやオムレツを作ったときなどの卵を少しづつ集めておきましょう。
卵の殻を割ったら、水を張ったボールなどに入れて一晩ほど漬けておきます。そうすることで卵の薄皮が剥がれやすくなります。
2.取り出した薄皮を乾燥させる
殻から薄皮を剥いだら、その薄皮を乾燥させます。お皿などに乗せて放置しておくだけでいいのですが、薄皮は乾燥すると軽くなって風で飛んで行ってしまうので、風の強い場所はNGです。
卵の殻が半透明から白色に変わったら乾燥したサインです。
乾燥させた薄皮は、必要な量が貯まるまで500mlのペットボトルの空き瓶などに少しづつためておきます。
3.乾燥させた薄皮をウォッカに浸ける
乾燥させた卵の薄皮を入れた容器にウォッカを注ぎ浸け込みます。容器のふたをしっかりと締め、あとは1~2週間ほど放置しておきます。
放置していても見た目はほとんど変わりません。中に入っている卵殻膜が溶ける様子も無いので心配になるかもしれませんが、卵殻膜エキスは抽出されていますので安心してください。
4.出来上がったものを濾過する
2週間ほど放置したら、薄皮を浸けたウォッカを濾過していきます。
ボールにザルを乗せて、その上にキメの細かい不織布や手ぬぐいなどを敷きます。更にその上にキッチンペーパーを引き、ゆっくりとウォッカを濾していきます。
濾過する際は、手ぬぐいなどを手で絞らずに自然と滴るのを待つようにしましょう。
これで、卵殻膜エキスの完成です。ごく稀にアレルギーなどが出る方がいますので、パッチテストは必ずやるようにしておきましょう。
パッチテストのやり方
1.卵殻膜エキスを二の腕や太ももの内側など柔らかい部分に塗る(おおよそ10円玉くらいの大きさ)
2.24時間そのままにしておき、赤みやかぶれが出ていないかチェックする
5.精製水と調合する
出来上がった卵殻膜の原液と精製水を調合していきます。原液と精製水の割合はお好みでOKです。
アルコールのさっぱりとした感じが好きなのであれば、精製水と原液それぞれ50%くらい、お肌が敏感な方は、精製水を70~80%ほどにしておくといいです。
濃度は調整が可能ですので、少しずつお肌に塗ってみて濃度を調整していきましょう。
ただし作り過ぎは厳禁です。除菌剤や防腐剤が入っていないため、おおよそ2~3週間くらいで使い切ってしまう量を目安に調合するようにしてください。
卵殻膜の原液と調合した化粧水は、常温保存せずに冷蔵庫で保管するようにしておきましょう。
あとは、調合した卵殻膜化粧水をお好みの容器(スプレー容器など)に移し替えて使ってください。使い方は普通の化粧水と同じで洗顔後に使います。
まとめ
以上が、卵殻膜化粧水を手作りする工程になります。
あくまで手作りなので、「腐敗していないか」、「濃度が濃すぎないか」などはよく注意して使用するようにしてください。保存方法には細心の注意が必要です。
度数の強いアルコールなどを使いますので、かゆみやかぶれ、お肌の赤みなどの症状が出た場合は、ただちに使用を中止し、皮膚科などの専門医に相談するようにしてください。
何度も申し上げるようですが、くれぐれも使用は自己責任でお願い致します。
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